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LOTUS POSITION with 山下洋輔

¥2,800 税込

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 19世紀末 アメリカ南部で誕生した黒人音楽 JAZZ。その自由な表現方法はあらゆる民族性を取り込みながら世界中を旅し、やがてヨーロッパや南米のJAZZ が生まれた。その風は日本にも辿り着き、多くのジャズミュージシャンを輩出した。2012年 尺八奏者 小濱明人とドラマー堀越 彰がNew YorkでスタートさせたLOTUS POSITION は、日本の古典音楽や様式美を強く意識したユニットである。2015年にはジャズピアニスト 山下洋輔と「チェコ&スロバキア4都市ツアー」(国際交流基金主催)を行い、各地で絶賛された。その勢いのまま作られた本作は、山下洋輔との共演曲3曲を含む渾身の全9曲を収録。これがLOTUS POSITIONの信じる日本発ジャズだ !
動画①⇒https://bit.ly/3lXERdO
動画②⇒https://vimeo.com/118389604


【メンバー】
 LOTUS POSITION=堀越彰(Drums & Per)・小濱明人(尺八)/ゲスト=山下洋輔(Piano)#3,#6,#9


【曲目】     
  1.虎を抱いて山に帰る
  2.Don Tappo
  3.大陸情歌
  4.海-Dream
  5.道成寺
  6.落城
  7.Gloomy Parade
  8.四丁
  9.恋歌-renka-

【発売日】
 2016年05月21日 [WQCA-1026]


●● Review ●●


 【伊藤多喜雄 (民謡歌手) 】
  胡座を組み、本能や欲や雑念をはらうとともに攻めては守り、また呼吸を合わせては突き放す様は、心まで絡み合うような愛にも似ている。受け継ぐ伝統や習慣を持ちながら、進歩的で一新する者は、無の境地に向かっては、行く先に迷い巡り歩いてゆく。
  二人の旅は先の読めない音楽劇のようで面白く楽しい。山下洋輔さんに立ち合って頂くことで、足元を灯で照らし、暖をとるように火をおこし、水をすくって飲ませては大きな力を貸してくれたことと思います。
  二人が作った、ものの見事な和と洋の架け橋を、調和した気持ちのいいブレンドにしてくださいました。「LOTUS POSITION」修行はまだまだ続くのだね。


 【菊地成孔 (音楽家/文筆家) 】
  「笛と太鼓」という、神事や祀りでも最もミ二マルな編成である LOTUS POSITION。安易なエキゾチズム安売りや、外人客目当ての擬似 JAPAN安売り、或は逆に盲目的なアヴァンギャルドに堕すのではなく、品位と格式はしっかり保ちつつ驚くほど聴き易く、映画からCMから天気予報、ニュース番組にでも流せそうなポップさがある。ドラムス&パーカッションの堀越の師でもある山下洋輔のピアノとの共演は特にポップ度が増し、テレビ番組等にも今すぐ使えそうだ。プロフィールや曲名、解説を読む限り、聴き手を構えさせるが、芸術作品的な大仰さよりも、BGMとしての汎用性が強い(これは、所謂「アート」を作るよりも遥かに難しく、優れた事である)盤になっているのは驚き。


 【デヴィット・ルヴォー (演出家) 】
  たった今ロンドンに帰って来て、君のアルバムを聴きました。とても素晴らしく、エキサイティングだった。格調高い音楽性、現代的、それでいて古代の香り。また一緒に仕事出来ることを願っています。君は真の芸術家だ。


 【碓田信一 (ドラムメーカー カノウプス代表) 】
  ドラムの音がとてつもなく良い音ですね!今迄聞いたカノウプスドラムの中で最もいい音がしています。チューニングだけでなくエンジニアとのコンビネーションと編集すべてに堀越 彰が出ています。
  音を聴いただけでスティーヴ・ガットのように堀越 彰の音だと分かる個性が出来た、これはすごい事です。世界広しと言えどドラムの音を聞いただけでドラマーの名前が分かる人なんて数えるほどしかいません。言わばブランドが出来たんです。
  堀越君のスティックのホールドしている時間が短い事も大きな要因だと思います。特に高域のタムの音は鼓の音を彷彿させる音色で適度のエコーが大きなホールや舞台での演奏がイメージされます。日本特有の "間" による空間の広さを感じさせるアルバムだと思いました。


 【林英哲 (太鼓奏者) 】 「 香気、出現!」
  途中から、正坐して聞いた。そうしなければ失礼なような気がした。何しろ、堀越君のドラム・フレーズの其処此処からは邦楽囃子への並々ならぬ探求心がうかがえ、小濱氏のフレーズからは、同じ邦楽器とはいえ音楽的にも技術的にも尺八から最も縁遠いと思われる能管や江戸囃子篠笛の高度なフレーズまでも繰り出され、そこに、あの山下洋輔さんが調性に則ったメロディをピアノで美しく歌い上げているのだ。「これは日本人のジャズでありますから、このようなことは当然、起こりうるわけです」と山下さんならおっしゃるかもしれないが、45年間あれこれ格闘して来た太鼓打ちの視点から見れば、ジャズの中堅(?)世代からのこのような音楽表現の出現は感慨ひとしおのものがある。
  大げさな言い方になるが、我が国の音楽家は明治以降、山田耕筰も宮城道雄も服部良一も中村八大も寺内タケシも武満徹も石井眞木も(敬称略)、そして山下洋輔さんも、渡来音楽とどう折り合いを付けるかをその時代、時代で闘って来たのだと思う。その先達の背中をすぐそばで見、若い頃から海外の空気に直に触れて来た世代の堀越君や小濱氏が、実に真面目に「和」や「日本」に向き合う姿勢は、単なる懐古趣味や日本趣味とは違う、グロウバリズム世代ならではの当然かつ切実な命題「多様な価値観の世界において自分はどこから来た何者なのか?」を自身に問う存在証明の表出なのだろう。その答えが、類まれなアンサンブルとしてここに花咲き、清冽な香りを放っている。誰でもやりそうで、誰もがこうはできなかった。このCDの良さは、LOTUS POSITION ならではのひたむきさ、その熱情が放つ香気である。


 【ラルフ・サミュエルソン (尺八奏者/Asian Cultural Council 上級顧問) 】
  最新CDを送ってくれてありがとう。素晴らしいですね。とっても好きです。あなたは、楽器本来の個性と精神を決して失うことなく、あらゆる方向に動き回ることのできる非常に稀な奏者ですね。それは私にとってとても重要なことです。また同時に、あなたは尺八で能管や篠笛のメロディーを巧みに演奏している!またパーカッションの方も、非常に繊細で表情に富んだ演奏で好きです。(そしてもちろん、山下氏はいつものようにファンタスティック!)本当に素晴らしいCDです!



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6th CD “LOTUS POSITION with Yosuke Yamashita”


[Artist]
 LOTUS POSITION=Akira Horikoshi(Drums&Per) & Akihito Obama(shakuhachi)
 Guest=Yosuke Yamashita(Piano)#3,#6,#9


1. Embrace Tiger, Return to Mountain
2. Don Tappo
3. Love to the Continent
4. Sea-Dream
5. Dojoji
6. Fall of the Castle
7. Gloomy Parade
8. Shicho
9. A Love Song

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